キアゲハ #3 羽化(詳報)

 
 朝方は24℃でしたが、いつもより早く起きたのに、ちっとも涼しさを感じませんでした。


 本日2コマ目、といっても↓の記事(速報)の詳細版です。
 
 
キアゲハ #3(蛹 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科 06:02)
キアゲハ #3 蛹
 昨日の夕方よりは黒っぽくなったような気がしますが、まだ薄いので羽化は翌日かなとも思いました。
 実は、家内が午前5時前後に確認し、少し変化していると感じたそうで、かなり思案したようですが、早めに私を起こしてくれました。
 
(06:17)
キアゲハ #3 蛹
 更に黒っぽく、黄色の斑が濃くなったように見えました。
 
(06:58)
撮影準備
 臨戦態勢です。(^^ゞ
 家内の協力に応えるためにも、空振りも結構という気持ちでした。
 
(07:17)
キアゲハ #3 蛹
 蛹から3~4回しずくが落ちたような気がしたと思うと、蛹に何かが触れた様子もないのにビクッと動きました。
 前兆?と思っていると・・・
 
 
(羽化 07:18)
キアゲハ #3 羽化
 蛹の背中部分が割れて、羽化の始まりです。
 すぐ家内を呼びました。
 
(07:18)
キアゲハ #3 羽化
 翅も見えてきました。
 
(07:19)
キアゲハ #3 羽化
 体の半分ほどが見えてきました。
 口吻の元のほうは1本ですが、先は枝分かれしているように見えます。口を動かして、雨樋の形状をした2本を張り合わせるそうですが、これがそうでしょうか。
 
(07:19)
キアゲハ #3 羽化
 翅が全部出て、あと少しです。
 
(♂ 07:19)
キアゲハ #3 羽化
 蛹から腹端まで全部出てきました。腹端の形状から♂のようです。
 蛹には液体が残っているようですが、羊水ではないにしても、これで保護されてたのでしょうか。

 頭が見えてからここまでちょうど80秒、のたりのたりとゆっくり出てくるのかと思ったら、スタスタスタ、あっという間です。待ち構えていなければ、見逃した可能性が高そうです。
 
 
(07:21)
キアゲハ #3 羽化
キアゲハ #3 羽化
 翅はシワシワですが、徐々に伸びてきています。
 背景は地面に敷いた新聞紙、計画性の無さの表れですね。(^^ゞ
 
(07:22)
キアゲハ #3 羽化
 翅が更に伸びるとともに、昇り始めました。
 
(07:24)
キアゲハ #3 羽化
 幼虫時代にジャマされたクモの巣を越えて、一段上に昇ろうとしています。
 脚が長いのは羨ましいですね。(^^ゞ
 
(07:28)
キアゲハ #3 羽化
 上からの写真です。尾状突起もそれらしくなっています。
 
(07:31)
キアゲハ #3 羽化
 翅脈はまだ細く、ピンボケのように見えます。
 あのぉ、ピンボケもよく載せますが、これはまぁ合っていますよ。(^^ゞ
 
(07:35)
キアゲハ #3 羽化
 開翅して甲羅干しするように思っていたのですが、この程度しか開きません。
 尾状突起はまだねじれています。
 
(08:04)
キアゲハ #3 羽化
 この状態が長く、水分補給にトイレ休憩、しばしば日陰に入っていました。
 
(08:28)
キアゲハ #3 羽化・ニホントカゲ
 地上ではニホントカゲがウロウロ、シオヤアブも飛んでいました。

 そうこうしていると風が出て、ギボウシの花が近くに落ちると、驚いて翔び立ちました。(08:54)
 そこまでは計算に入っていません。(^^ゞ
 
 
(08:59)
キアゲハ #3 羽化
 遠くへは行っていないハズと探すと、サザンカで開翅していました。
 
(09:02)
キアゲハ #3 羽化
 更にナンテンに移動、表翅側はフェンス越しの崖ですから、裏側からちょっと失礼。
 
(09:05)
キアゲハ #3 羽化
 今度はロウバイに寄り掛かったヤマブキへ、撮影位置がよくなると開翅しません。^^;
 
(09:10)
キアゲハ #3 羽化
 ギラギラ太陽の下待つことしばし、まぁまぁ満足できる開翅写真です。
 
(09:25)
キアゲハ #3 羽化
 次はワレモコウ、ここでもなかなか開翅してくれません。
 
(09:36)
キアゲハ #3 羽化
 待ちくたびれた甲斐はあったようです。

 10:02、竹やぶに翔んで行き、羽化は完了です。羽化開始から実に2時間44分、長丁場でした。
 
 
(11:05)
蛹 抜け殻
 汗まみれ、クモの巣まみれの観察を終え、シャワーを浴びた後、あっ、そうそうで抜け殻を撮影しました。


 チョウの羽化シーンに出会ったのは初めてで、ありふれた言葉ですが、生命の神秘を痛感しました。
 ご指導、ご支援をいただいた皆様に厚く感謝申し上げます。
 特に、「いつも i らしく」のみさとさんの「キアゲハの観察記録」は、バイブルにさせていただきました。ありがとうございました。


 これで終わった訳でなく、まだ#4、#5が残っており、#4は明日かも知れません。心にゆとりを持ちながら観察を続けたいと考えています。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
関連記事

タグ: アゲハチョウ科    羽化  は虫類 

Comment

No:5131|
蛹からの羽化への経緯が詳細にわかりました~何せ、私も初めてなもんで。
それにしても、ここまで、なさるとは・・・奥様のご協力(新聞紙+座布団)を受けての夫婦二人の成果といえますね。
引き続き、#4、#5の観察ですか・・・長い時間みたいなので、熱中症にならない様に気を付けて観察に努めて下さいね。
No:5132|kucchan さん
あの変哲もない蛹が、こんなに美しい大きなキアゲハになるのですから、変態の仕組みは素晴らしいものと思えます。とことん付き合えるか心配でしたが、ここまで見ることができて満足しています。
惜しむらくは、眼がもっといいといろいろなことに気づけたと思うのですが・・・ウデも・・・(^^ゞ

>奥様のご協力(新聞紙+座布団)
こんな不細工な敷き方は、私の作品ですよ。家内の協力内容は早朝に羽化しそうか確認して、私を叩き起こすかどうかです。^O^

>引き続き、#4、#5の観察
#3でここまで観察できたので、手抜きしたいと思っていますが、いざとなると我を忘れるタイプですから気をつけますね。
No:5133|
羽化までの詳細の観察見事に達成しましたね。
おめでとうございます。
猛暑続きのなか長い間本当にご苦労様でした。
見せてもらっていた中で幼虫の行動範囲の広さには驚きでした。
卵を産み落とされた場所近くで蛹、羽化するものと思っていました。
チョウ誕生までの記録は毎回進展状況を楽しみに見せてもらっていましたよ。
羽化したばかりのチョウの姿は本当に綺麗ですね。
今日、孫は書道塾に出かけ留守でしたが息子の家族にuke-enさんがキアゲハ幼虫から羽化までの観察記録を載せていることを話してやりましたよ。

No:5134|
uke-enさん、こんにちは。
(昨日は早朝から夜までお出かけでしたので、コメントが遅れてしまいました…)
素晴らしい観察記録と写真ですね♪
時間の経過とともに羽化の様子がわかって、実にお見事です!
しかも、写真がとてもきれい!
7時17分の蛹の状態から1分後の羽化が始まった瞬間を見れば、
蛹の色が変化していった訳がよくわかりますね。残り2頭の目安にもなるでしょう・・・

蛹から抜け出して美しい蝶へと変身するわずかな時間、
これはまさに生命の神秘ですね・・・
小さく折り畳まれたシワシワの翅に、お腹の水を送り込みながら伸ばしていく姿は、
ほんとうに感動的なシーンです!
こんなにも詳細なキアゲハ誕生シーンを見せていただいて、もう言葉もありません・・・
暑い中での長時間の観察、本当にお疲れさまでした。
そして、素晴らしい感動をありがとうございました♪

コメントが長くなりついでに、以前調べた生存率をコピペしますね。
ネットで蝶の生存率を調べてみたのですが・・・(『ぷてろんワールド』というサイトにて…)

蝶(ナミアゲハで6年間の平均値だそうです)の生存率は、
 
 卵    :95.3個の場合

 1齢幼虫 :47.2頭

 2齢幼虫 :17.0頭
 3齢幼虫 : 8.4頭

 4齢幼虫 : 2.6頭

 終令幼虫 : 1.8頭

 蛹    : 1.6頭

 成虫   : 0.6頭   …だそうです。
(以上、わたしのブログからのコピペです…)


この調査結果を見たときに、あまりの生存率の低さに驚きました。
我が家の場合も、キアゲハ用に植えてあったフェンネルに産みつけられた卵だったので、
無事に育ちましたが、これが畑の人参の葉や三つ葉などだったら、全部主人に潰されてたと思います(^-^;
このような結果を見てみますと、まずキアゲハが無事に羽化してくれたことだけでも喜ばしい!
その上、飼育箱ではなくて自然界で、たった数分足らずの羽化の瞬間を捉えられたことは、本当に奇跡のようなもの・・・
これは滅多にできない、素晴らしい観察だったと思いますよ♪

残り2頭の羽化、動画撮影ができればいいですね!
これはプレッシャーを与えているのではなくて、
YouTubeに載ることで、羽化の瞬間を大勢の方に観ていただけるからです。
世のため人のためと思って、是非挑戦してみてくださいませ(^_-)-☆

最後に、わたしのブログへのリンクをありがとうございました。
uke-enさんの観察に少しでもお役に立てたなら、すごく嬉しいで〜す♪
No:5135|hitori-shizuka さん
ありがとうございます。いろいろご反応いただいて、がんばらなくっちゃでしたよ。お蔭で何とかここまでたどり着けました。

卵や1~2齢幼虫の確認ができなかったのは残念ですが、長距離移動の追跡や羽化の瞬間を見ることができて、嬉しい限りです。
知識はあっても、あのイモムシが、あの蛹が、面前でこんなに美しいキアゲハに実際に変わるシーンを見られたのですから、不足を言うとバチが当たりますね。

お孫さんにお話しされる際、この人は讃岐の異人(あれ?タイプミス。)と併せてお伝えくださいね。(^^ゞ
No:5136|みさとさん
>時間の経過とともに羽化の様子がわかって、実にお見事です!
ありがとうございます。
臨場感あふれ、克明なお手本があればこその真似事です。ですから、その日のうちにまとめることができましたよ。

>写真がとてもきれい!
レンズフードがあたりそうな間近で、しかも動きも少なかったので、100mmマクロの被写界深度を上げ、時には1/800や1/1000でブレを抑え目にしたり、露出補正を変化させて、撮影できました。

観察記録ですから、同じシーンで秒単位はもっと早いものはあっても、分単位では一番早い時間帯のものを採用しました。
座ったり、寝そべったり、リキをいれればこんなものです。(^^ゞ
そういいながら、地上高20cmの撮影は、しんどかったですよ。

>蛹の色が変化していった訳がよくわかりますね。残り2頭の目安にもなるでしょう
それはフツーの人の話、本日も今か今かと待ちぼうけをくらってしまいました。^^;

>蛹から抜け出して美しい蝶へと変身するわずかな時間
蛹から抜け出す速さには、ビックリしました。飼育箱のケースでも時刻を記載しているものは珍しくないのですが、実感にはつながりませんでした。それを前兆から実体験できたのですから、何にも代えようがありません。

>小さく折り畳まれたシワシワの翅に、お腹の水を送り込みながら伸ばしていく姿
外縁などが反り返った状態で開翅しているみさとさんの観察が強く印象づけられていて、オ~~~イいつ開いてくれるの、開翅シーンを逃すものか、でしたね。
思い込んだら 命がけ ♪ (^^ゞ

>コメントが長くなりついで
exblogで500字制限によくかかりましたが、FC2でこんな長いのがOKとは知りませんでした。みさとさんのコメントに対応できるということは、無制限でしょうか。^O^

>この調査結果を見たときに、あまりの生存率の低さに驚きました。
「ぷてろんワールド」の結果を見た際、私は案外多いものだと思いました。1頭のアゲハ♀は、あちこちの柑橘類に頻々と卵を産みつけ、総数は知りませんが100や200ではきかないと思いますよ。そうだとすると、成虫1頭が2頭3頭になり、何らかの要因で天敵が減少したりすると大発生につながりますね。

>飼育箱ではなくて自然界で
飼育もいろいろ大変そうですが、我々の観察の価値はこの点にありますね。思うようにならない中で、このようなシーンに出会えたことは幸いだと思えます。

>残り2頭の羽化、動画撮影ができればいいですね!
こういう時に備えて、取説を片手にデジ一で動画撮影をやってみましたが、うまくいきませんでした。本日、コンデジでトライしましたが、絵は映ってもピントの合わせ方すら分かりません。
蛹から抜け出すまでの時間はわずか、失敗すると取り返しがつきません。一期一会を大事にしたいと思います。^^;

>世のため人のため
ひと~つ人世の生血を啜り
ふた~つ不埒な悪行三昧
みっつ醜い浮世の鬼を
退治てくれよう、桃太郎

は、高橋英樹にまかしておきますね。^O^
No:5137|素晴らしい記録
お見事としか言いようのない記録
ご家族の御協力もあり、アットホームの匂いもし
チョウ一流の出来栄えです。
まさか桃太郎侍が出てくるとは!
古い奴ですが古い奴ほど新しいものを欲しがるものです。
こちらは鶴田さんに任せます。
No:5138|自然を尋ねる人さん
家内が、こんなにいろいろ協力してくれるとは思いませんでした。野菜の害虫でかなわんと思っていても、私が熱心に観察しているのを知ってるので、まぁ仕方なくというところでしょうか。
ただ、羽化シーンを見て、ずい分感心し、ちょっと変わったみたいです。

>桃太郎侍
返コメにこっそり?書いたのに、ご覧になってますねぇ。^O^
No:5140|キアゲハ羽化お見事!
キアゲハ#3の羽化見事に撮影されてますね!
初々しい淡く黄色い裏翅も
輝くような表翅も
どちらも命の美しさを感じました。
No:5142|ヒメオオさん
チョウの羽化を見てみたいと、かねてから思っていました。
飼育は性に合わない(怠け者なので、しなせてしまいそう。)ので、何が何でもこのチャンスをものにするぞ!でした。(^^ゞ

お褒めいただくのは嬉しいのですが、厳しいご指摘もお願いしますね。コワイですが・・・^^;

コメントの投稿

Comment
管理者にだけ表示を許可する