ひと目会ったその日から(新生蝶 2017-No.7-8)

 
 朝方は10℃と高めで始まり、最高気温は26℃と今季初めての夏日となりました。




 お初のチョウは増えましたが、何と言っても本日はコレです。
 
ニホンアナグマ(イタチ科アナグマ属)
ニホンアナグマ
 真昼間、開渠の排水溝から上がってきて、庭を横切って東の花壇で何かを嗅いでいました。
 目が合ったので一目散かと思ってたら、しばらくの間見つめ合ってしまいました。
 庭を掘り返したり、ため糞したり、いろいろ悪さをしてくれますから、恋の花が咲くことはまぁありません。(^^ゞ




 では、本業です。
 
 
モンシロチョウ(♀ シロチョウ科シロチョウ亜科 07:05)
モンシロチョウ
 昨夕、庭の育ち過ぎたアブラナの葉上にとまっていたので、ここが寝室かなと思っていました。
 葉には朝露がとどまっていても、モンシロチョウには水玉の一つも見えません。
 
モンシロチョウ
 ちゃんと庇のあるところを選んでいるようです。
 
 
ツバメシジミ(♀ シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ツバメシジミ
 これは幸先がいいと次の寝床探しに出ましたが、寝ている方は誰も見つからず、裏の畑の続きのお隣の畑で早起きのツバメシジミが翔び出してきました。
 何回かのパトでも、この1頭しか見かけませんでした。

 ツバメシジミの出現時期は幅があっても全て4月中なので、それなりの時期でしょうか。
 
 
ヒメウラナミジャノメ(♂ ジャノメチョウ科ジャノメチョウ亜科)
ヒメウラナミジャノメ
 夕方近くになって、東の畑でこの1頭だけ見かけました。

 ヒメウラナミジャノメの出現時期は、ツバメシジミより幅が小さいながらこれも全て4月中なので、こちらもそれなりの時期でしょうか。


[2017 新生蝶初見(初撮)日一覧表]

 20172016201520142013
月日 順月日 順月日 順月日 順月日 順
モンキチョウ 3/22 1 4/6 6 4/24 3/28 3/25
ルリシジミ 3/23 2 3/21 3 3/20 3/28 3/17
モンシロチョウ 3/23 2 3/8 1 3/20 3/16 3/16
ベニシジミ 4/2 4 3/17 2 4/15 3/25 3/16
アゲハ 4/9 5 4/9 7 4/16 3/29 3/30
ツマキチョウ 4/13 6 4/9 7 4/17 4/10 4/2
ツバメシジミ 4/16 7 4/9 7 4/24 4/12 10 4/1
ヒメウラナミジャノメ 4/16 7 4/10 10 4/24 4/26 12 4/15 10
ヤマトシジミ   4/4 4 4/26 12 4/9 4/10
コツバメ   4/5 5 3/22 4/3 3/19
トラフシジミ   4/12 11 4/12 4/14 11 4/16 12
キアゲハ   4/20 12 5/6 16 5/6 15 6/9 16
スジグロシロチョウ   4/20 12 4/25 11 4/27 13 4/15 10
ツマグロヒョウモン   4/20 12 5/4 14 5/11 17 5/13 14
クロアゲハ   4/26 15 5/5 15 5/6 15 5/13 14
アオスジアゲハ   4/30 16 5/4 14 5/7 17 5/8 13
コチャバネセセリ   5/12 17 4/26 12 4/27 13 6/27 17
ミヤマセセリ       3/31 5/8 13
※ 我が家周辺で2011年からの各季の4月末までに見かけた新生蝶を、今季の初見日
 順で5箇年分を整理しています。
  今季まだ見かけていない場合は昨季の初見日順です。
  ただし、初見が5月以降の場合、この18種内での相対的順位を表示していること
 があります。
 
 
ルリシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
ルリシジミ
 アセビや枝垂桜では相変わらずチョウの姿が見えず、枝垂桜で唯一見かけたのがルリシジミです。
 
ルリシジミ(上:♂・下:♀)
ルリシジミ交尾
ルリシジミ交尾
 ムラサキ・ポイントではムラサキシジミなどの姿が見えず、翔び回っているのはルリシジミばかりでしたが、一回り大きなチョウが翔んできて葉上にとまりました。
 交尾飛翔形式は、←♂+♀でした。
 一昨日に続いての交尾シーンで、今回は近づかせてくれました。
 
 
モンシロチョウ
モンシロチョウ
モンシロチョウ
 朝と同じ庭のアブラナで、ここを寝室に定めたらしい♀に♂がアタックしていました。
 ♀は腹部を立てて交尾を拒否し、結局は♂♀ともにいなくなってしまいました。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: 哺乳類  シロチョウ科  寝相  シジミチョウ科  ジャノメチョウ亜科  交尾 

Comment

No:9068|
こんにちわー

昨日の気候・・・タケノコ生活しましたよ。
で、今回の記事・・・
私は「ニホンアナグマ」の一点に集中です。
アップ写真で、じっくり観察させていただきました。
実は、野生の方は初めてみました。
このアナグマは、昼間も、この様に行動するのですか。
昼間行動ならば、いたずら被害で報復されるのではと
考えてしまいました。
No:9069|kucchan さん
タケノコ生活されましたか。
当地では、GW明けくらいまでの大霜の日には、朝暖房、昼冷房、なんてことも珍しいことではありません。一番遅かったのは5/19が記録で、茶の葉が霜害でみどりの日が茶色の日になったことは忘れられません。

ニホンアナグマはおおむね夜行性で昼は巣穴にこもっているハズですが、この時期は冬眠明けで寝ぼけていたのじゃないかと思っています。これまでも、撮影はできていませんが、見つめあったことはあります。

人間以外は報復なんてしませんよ。生きるための活動が人間にとって悪さになるだけですよ。カラスは例外でしょうか。
No:9070|
こんばんは。
あらあら、ニホンアナグマさんは冬眠から覚めて、
早速uke-enさん宅にご挨拶ですか?
…で、ニホンアナグマさんと見つめ合ったのですか?
ニホンカモシカとは見つめ合ったことがありますが、
ニホンアナグマは出会ったことすらありません。

そうそう冬眠から覚めたと言えば、
我が市内の、しかも同地区の住宅街にクマが出没したらしいです。
クマさんの冬眠明けご挨拶は、ご遠慮願いたいですよねぇ〜
まぁ、森の中でわたくしがダイヤの大きなイヤリングを落としたときには、
後ろからお声がけいただきたいですけど・・・
  ♪お嬢さん お待ちなさい ちょっと 落し物〜

モンシロチョウの寝姿や、求愛&交尾拒否行動など、
これでもか! …ってくらいに並んでますが・・・
我が家に春告蝶はまだ来てくれませ〜ん。
畑に、昨年の「取り残し野沢菜」の花が咲き始めたけれど、
その周辺でもモンシロチョウは見かけません。
(秋に野沢菜を全部収穫せずに少し残しておいて、
 春になって蕾が上がってきたら、上部を摘んでお浸しで食べます…)
本日も庭にやって来た白い蝶たち、
止まって確認できたものはみな(ヤマト)スジグロシロチョウでした・・・
No:9071|みさとさん
このニホンアナグマは、我が家の周辺に何年来か無断で住み着いていて、引っ越しのあいさつのたぬきソバも持ってきませんでしたよ。
以前病気でハゲチョロケになったタヌキが住んでいたことがあり、てっきりその子孫が元気になったのかと思っていましたが、写真を見るとちょっと違うなでした。
割に行動がスローで、何とか写真になりました。コンテストその2です。(^^ゞ

白いチョウを見かけるとジッと見ていますが、ほとんどがモンシロチョウでスジグロシロチョウはまだ見かけていません。半分残してそちらのスジグロと交換しましょうか。
個体数が多いと生態もいろいろよく見られるとことはありますが、寝相も交尾拒否も過去に撮影済みですから、それほどの達成感はありませんね。
No:9072|
人里でタヌキは見たことがありますが二ホンアナグマは初めてですよ。
昨日初めてアゲハチョウとやや小型の黒翅に赤い斑点のあるアゲハ(ジャコウアゲハ?)が菜園場に訪問してくれました。
ウマノシズクサの影響でしょうか?
そうならばまた訪問が有るのでしょうが、まだまだ小さな植木なので期待薄でしょうね。
新生蝶そちらは8頭目ですがどうにか3頭確認ですよ。
No:9073|hitori-shizuka さん
アゲハより小さくて赤い斑点?、ジャコウアゲハの斑紋はクリーム色~白色に見え、アオスジアゲハより大きめですよ。
赤点といえばナガサキアゲハですが、もっと大きいですね。
少し大きめですが、アオスジアゲハに似ていて、翅裏に赤斑があるミカドアゲハということも考えられますが、四国だと太平洋側だけに生息しているようです。
No:9074|アナグマ
お早うございます。

まだ、出会いも、見つめ合いもありません。

農家にとっては、、困りもののようですね。。

いろいろ、、チョウが、出現してきましたね。
こちらでは、まだ、ほとんどが、モンシロチョウとキタキチョウだけです。
No:9075|mcnj さん
アナグマくんには、家内の家庭菜園も掘り返されるし、裏の崖に穴は掘るしで、農家でなくても困りものです。
向こうさんは生きるためにやってることだから、そんなところに住んでる身からすると、しゃぁないなぁという感じです。
No:9077|
このアナグマ、よく撮らせてくれましたね。私も一度だけですが福島で見かけたことがあります。カメラを構える前にあっという間に逃げていきました。その昔の“タヌキ汁”は実際にはタヌキではなくてアナグマだったようですから、このアナグマは捕まってタヌキ汁にされるか、もしくは写真のモデルになるか?のどっちの方が得か?を瞬時に判断したのでしょうね。
No:9078|clossiana さん
コノアナグマは我が家かお隣の敷地に住んでいそうで、目があって撮影できなかったのが1回、お尻だけ見かけたのが1回で、チャンスをうかがっていました。冬眠明けのこの時期だから動きもスローだったのでしょうか。

タヌキ汁は、そうなんですってね。家内も多分さばけないですから、もし捕まえて見世物に売ったら大金持ちになれるでしょうか。(^^ゞ

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