帰ってこいよ

 
 寒い朝でした。最低気温は2℃でしたが、冷たい風が通るためかデッキ上の鉢の受け皿に残った水が凍っていました。
 空気は冷たかったのですが、陽射しがあって、思いもかけずお昼前には最高気温の15℃になりました。
 午後には一時的に雷鳴が響きパラパラ、気温はそれ以上には上がりませんでした。




 陽射しがあって15℃前後になると日向ぼっこ組が姿を見せ、折角の越冬集団が瓦解するのではと心配し、パトロールに出ました。
 
 
ムラサキシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科 13:08)
ムラサキシジミ集団越冬
 2頭しかいません。夕方までには帰ってくるさと強がってはみましたが、やはり気落ちしました。

 上が#1、下が#2のようですから、お出かけしたのはずっとジッとしていた#3と思われます。
 
ムラサキシジミ(13:12)
ムラサキシジミ集団越冬
 控え目なハズの#1が、#2を押しのけているように見えました。
 
ムラサキシジミ(14:43)
ムラサキシジミ集団越冬
 この時刻になっても、#3は帰ってきません。
 
ムラサキシジミ(14:44)
ムラサキシジミ
 キョロキョロしてると、いずこからともなくムラサキシジミが日向ぼっこに姿を見せました。
 
ムラサキシジミ(14:45)
ムラサキシジミ集団越冬
 とっさのことでピントが合っていませんが、日向ぼっこをしていたムラサキシジミが一直線に翔んで、塒の枯葉の縁にとまりました。
 
ムラサキシジミ(14:47)
ムラサキシジミ集団越冬
 3個体集団に戻りました。右側が帰ってきた#3のようです。


 さて、#3が探す様子もなくこの場所を目がけて一目散に帰ってきたようですが、どういう方法でこの場所を見つけたのでしょうか。

 ① 3次元GPS能力が備わっていて、それにより帰ってきた。
 ② #1、#2の何らかの臭いを覚えていた。
 ③ 翔び出す前にフェロモンかオシッコで臭いづけをしていた。
 ④ ここに帰ってきて欲しいという私との約束を守った。

 どう思われますか。


   きっと帰って くるんだと
   京都の田舎で 手を振れば
   あの娘は小さく うなずいた
        *
   帰ってこいよ 帰ってこいよ 帰ってきたよ ♪

 そりゃぁ、④でしょうね。^O^
 
 
 
キタキチョウ R01・R02(12/8~ シロチョウ科モンキチョウ亜科 13:04)
キタキチョウ集団越冬
 東の畑の崖上の里道沿いの四畳半2個体集団ですが、居残っていました。どちらも♀のようです。
 手前側は触角を翅の間に半格納、向こう側は全格納で、眠りの深さに違いがあるように思われます。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
関連記事

タグ: 蝶(越冬)  ムラサキシジミ  シロチョウ科 

Comment

No:8729|帰ってきたよ~~
お早うございます。

よかったです。
安心しました。
No:8730|mcnj さん
私もホッとしました。2頭残ることになるとはいっても、折角3頭になったのですから減って欲しくないですね。
ただ、出て行ったものが戻る様子とその瞬間が観察できたのは大きなことだと思っています。
No:8731|
残念ながらどれも不正解ですね。④説は、かなりいい線なんですが本当は“安心出来る場所”だからです。何故、安心なのかと言えば、いつも近くに変なおじさんがいるので野鳥が恐がって近づかない場所であり、且つ、まとめて獲って佃煮にされてしまう可能性が低いと判断したからでしょう。

でも本当によく戻ってきましたね。拍手喝采です。私の僅かばかりの経験ですが、ムラシは一旦、いなくなると戻ってこないことが多かったように思います。
No:8732|clossiana さん
えぇ?そうです、私が変なおじさんです!
変なお~じさんだから、変なお~じさん ♪

何をやらせるんですかぁ。^^;

他人の妄想は大したことがないと修正案?を思いつけても、自身が関係したことだとそうそういい?知恵が湧いてきませんね。いつもいつもの面白い発想には尊敬しますよ。^O^

開翅してる時に帰って来いと念を照射したので、その効果かもしれません。

ほかにムラサキシジミを見なかったので、この個体が翔び出した個体である確率は高そうです。出て行ってから少なくても1時間半以上、この枯葉以外に適当なものが見当たらなかったのかもしれませんね。
No:8733|
こんばんは。
「2頭しかいません。」
・・・とうとう追い出されてしまったのかぁ〜
でも、我関せずの#3だもの、追い出されたのではなくて自主的に塒を去ったのですね。

「この時刻になっても、#3は帰ってきません。」
・・・塒を見れば、#3の寝床スペースはちゃんと空けられてますね。
2頭の優しさに心打たれます・・・

「右側が帰ってきた#3のようです。」
・・・あれっ? 空きスペースは無視して割り込みですか?
やっぱり我関せずの#3ですね・・・

帰ってきたぞ 帰ってきたぞ ウルトラマン~♪
めでたしめでたし!

さて問題の答えですが・・・
そりゃあ①ですよ。
今のご時世、ウルトラマンの世界だって蝶の世界だって、GPSでしょ!
クマだってGPSを付ける時代ですもの。
今時のサスペンス劇場も、GPSなしでの犯人逮捕は困難です!
No:8734|5+2見沼田んぼムラシ
京都のムラシは3頭になりましたか!

12/3に見つけた見沼田んぼのムラシは
本日確認したら4→5頭に
さらに20m弱離れた場所で別の2頭の
ムラシを見つけました。詳細は今日アッ
プしたのでご覧ください。

「ムラシ1頭越冬塒説」だんだん自信が
なくなってきました(涙)。
No:8735|
集まって越冬したり、似たような木々がたくさんあるのにお出かけの後に元の場所に帰ってくるとは、やはり何らかの能力があるんでしょうね。
近くにまだムラサキシジミがいるようなので、もう少し集団になればいいですね。
No:8736|みさとさん
#3が帰ってこない状態の私の表現は、哀切感が漂っていませんか?半分以上諦め気分です。

#3の寝床スペースは、#1、#2は気に入らないので空けて待っているように見えるのだと思いますよ。割り込む方もいらっしゃいますが、こういうのも基本的には先着順じゃないでしょうか。
ただ、観察経験から言えば、キタキチョウでも追い出したりはしないようです。

昨日も今日も寒かったので3頭体制のままですが、こんなことがあるのなら暖かい日は確認に走らなくてはなりませんね。

で、一目散の要因はGPSですかぁ。私の考えも及ばないようなお答えを期待していたのですが・・・^O^
No:8737|ヒメオオさん
ご存じないうちに3頭になったので、追い抜く5頭になるのも間近と思っていたのに、そちらが5頭になるのは反則です。
追加の2頭集団は許す!ですが、そちらも3頭にならないようにお願いしますよ。

ムラシ1頭越冬塒説?、私がムラシ・ローンウルフ説と命名しましたから、それをお使いくださいね。^O^

12/2にダンダラさんから「基本単独で越冬することが多いと思いますが、条件の適した葉が少ないので、小集団で越冬するのも見かけますね。」とのコメントをいただいていますが、小集団とはいえ珍しくないところをみると、ローンウルフ説も危うい感じですので、今後のご観察を楽しみにしています。
No:8738|hitori-shizuka さん
もう本調子に戻られましたか。急に寒くなったので、お気をつけくださいね。

チョウ先輩諸氏のお一人からも、ムラサキシジミは元の塒に帰ってくることが少ないとお聞きしていましたし、私もそうだろうと思っていたので、一目散のシーンを見て一種ショックでした。

それにしても、一目散が可能な要因は何でしょうね。帰るのか帰らないのかとともに、今後の観察課題の一つです。

さらに頭数が増えて欲しいとは思いますが、これらのほかにこの近辺であと数頭がどこかで越冬していて、塒を移動するには暖かい日でなければ無理でしょうから、この集団からも翔び出して減る可能性もあり、両刃の剣ですね。
No:8739|
こんばんは。夜分にごそごそとやってまいりました。

チョウ達の冬ごもりはこういう段階を経るのですね。

前のブログの一文
「キタキチョウがそろそろ安定するのではないかと回ってみました」
の「安定」とは仲良く押し競饅頭や陣取りをしたのちの居場所を確保、冬ごもり状態のことなのですね。

それにしても風をよけたり・・なんとも健気なチョウたちの姿。
こうした渾身のレポートをいただけるので初めて知る世界です。 

お出かけチョウ
④ ここに帰ってきて欲しいという私との約束を守った。

♪はいはい きっと④でしょう、とやさしい私は思います
(あ、先読み・・ほんとに優しい人は自分で「優しい」なんて言わない、とおっしゃりたいでしょうね)

では おやすみなさいませ。
No:8740|take さん
ホントに遅い時刻ですね。昔は宵っ張りの朝寝坊でしたが、もうこんな時刻まで起きておられませんよ。美容に障りませんか?

これまでの観察経験から言えば、越冬はおねむの延長上にあって区切りがないことが大勢だと思っています。気温が高ければ吸蜜、吸水、日向ぼっこなどに翔び出すし、低いと日中もジッとしているようです。
ただ、真冬になると気温が上がってもその時間が短いので、リスクを避けて(という意識があるかどうかは別)姿を見せない種が多いですね。

キタキチョウの場合、12月初め頃までの暖かい日には転々と塒を移動し、適当な場所を探しているように思えます。気象条件にもよりますが、それ以降になると定まった場所で日中もジッとしているようです。早くに適当な場所を見つけた個体は、そのまま春までジッとしている場合もあり、ここでも個体差が見られます。

ムラサキシジミの場合は個体差が大きく、気温と日照が揃えば姿を見せる個体も結構いるようです。今回は帰ってきましたが、

ウラギンシジミは、おねむの場合爪を葉の縁などに引っ掛けているだけですが、越冬すると決めると葉肉に爪を突き立てて体を保持するので、そうなると春先まで姿を見せません。ですから、越冬態勢かどうかはそこを確認すればいいのですが・・・

同じチョウでもいろいろですが、斜に構えながら観察している程度で、渾身にはほど遠いですよ。ツッコミや有卦狙いなら渾身ですが、それでもよくスベります。(^^ゞ

いえいえ、take さんがお優しいことは重々承知していますよ。自然や人をご覧になる視線が暖かいですものね。
信州の方もお優しいのですが、こんな申し上げ方はしたことがないですね。(^^ゞ
No:8741|生桑山千福寺
お早うございます。

記事アップしてあります。
お越しください。
No:8742|mcnj さん
早速にありがとうございます。
同じ後継のお寺が同じ地域に残っているとは、それぞれに親戚と思っているのか、うちが本物やと思っているのか、興味が尽きませんね。(^^ゞ
No:8743|
10月9日以降多くの人からのお誘いがあり、
人気十分を感じています。
そのあおりを受けてブログの更新は滞るばかりです。
しかし蝶しの良い仕事やホタルの作業は頑張っています。
No:8744|自然を尋ねる人さん
砂留シンポ関係以外で10日ぶりのブログ更新はそちらにすると間遠でしたので、引く手数多でお忙しいのだろうか、急に寒くなって体調を崩されたのだろうか、ちょっぴり心配していました。

前者ならよかったのですが、引く手ばかりじゃなく売り込みもありそうな雰囲気が漂っていますね。^O^
No:8745|同年代
帰ってこいよ
懐かしい歌を載せましたね。
私の方は帰ってこいよでなくて
寒くならないうちにカエルです。
No:8746|自然を尋ねる人さん
同年代って何のことだろうと首を傾げましたよ。帰ってこいよなら母が子守唄代わりに歌ってくれたのを覚えていたのですからね。(^-^)v

全然全くちっともさらさら気にしていませんが、同年代とおっしゃる場合は正確性を期すため、とお(10)年とってと修飾語をお付けくださいね。^O^

ウラギンシジミの越冬確認おめでとうございます。春まで無事越冬できるといいですね。

コメントの投稿

Comment
管理者にだけ表示を許可する