東風吹かば

 
 朝方は12℃、午前中は陽射しもありましたが、午前9時過ぎには風が強くなり、木々を揺らすほどの風になりました。
 午後には曇りがちになり、夕方には雨、最高気温は23℃でした。



 昨日は一日いいお天気だったのですが、
 
(2016/10/15)
竹生島
 うみは広いな 大きいな ♪
 と言っても、海は海でも淡海の方です。
 この時期のお出かけ日和はアサギ日和、後ろ髪を引かれる思いでお出かけしました。


 本日の予報では朝のうち晴れるとのことだったので、朝一を含めしつこく見回りましたが、午前9時過ぎからの風は東からの強い風でした。

   東風吹かば にほひ薄まる フジバカマ
        アサギマダラよ 渡り忘るな (草原の道だね)

 とばかりにこの風に乗ってアサギマダラも西へ行ったのか、姿を見せてくれませんでした。

 なお、ご本家の下の句は大鏡の時平伝に載っている「春な忘れそ」と習いましたが、初出の拾遺和歌集では「春を忘るな」となっているそうです。
 ちなみに、大宰府天満宮では「春な忘れそ」を採用しています。



 10月中頃になると当地ではそろそろ姿を見せなくなるチョウもあるので、本日見かけたチョウを並べてみます。
 
 
ウラギンシジミ(♂ シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科)
ウラギンシジミ
 裏の畑のチャノキの葉上です。かなりスレています。
 
ウラギンシジミ(♀)
ウラギンシジミ
 裏の畑のチャノキの葉上です。やはりスレて、後翅の白鱗粉はほぼ剥落しています。
 大きければいいというものではないでしょうが、逃げなかったのでレンズフードが当たりそうなほど目一杯で接写してみました。

 ウラギンシジミは成虫で越冬し、越冬中や越冬明け間もない個体は何度か見かけたことがありますが、春先の越冬明けまで越冬個体を継続観察できたことはありません。
 
 
ルリタテハ(秋型 ♀ タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ルリタテハ
 ムラサキ・ポイントのカシ類の葉上です。枝が大揺れし、ドングリがバラバラ落下するするような風で、なかなかピントが合わせられませんでした。

 ルリタテハも成虫で越冬しますが、我が家周辺では個体数が少ないためか越冬中の個体を見かけたことがありません。
 
 
キタテハ(秋型 ♂ タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
キタテハ
 裏の畑でほかに2個体見かけました。

 キタテハも成虫で越冬し、越冬中の個体を一度だけ見かけたことがあります。
 
 
アカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
アカタテハ
アカタテハ
 スレの激しい個体と比較的傷みの少ない個体をいずれも裏の畑で見かけました。化数(世代)が異なるのでしょうか。

 アカタテハも成虫で越冬しますが、冬季に★個体を見かけたことはあっても、越冬中の個体を見かけたことがありません。キタテハよりも個体数が多いハズなのに、いったいどんなところで越冬しているのでしょうね。
 
 
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
ヒメアカタテハ
 裏の畑で本日も挙動不審でした。

 ヒメアカタテハの越冬態はアカタテハと同じだと思っていましたが、決まっていないそうです。
 我が家周辺では春先に越冬明け個体を見かけたことがなく、見かけるのは早くて初夏ですから、成虫では越冬していないものと思われます。


 ほかにはムラサキシジミ、アゲハなどを見かけました。
 
 
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Comment

No:8457|蝶
タテハの仲間にも、いろいろあるのですね。

アサギマダラよ
渡り忘れそ

けさは、降っております。
寒くはありません。
No:8458|この時期を象徴するチョウたち
この時期を象徴するチョウたちばかりですね。
秋が深まりつつあることを感じます。

「春な忘れそ」文語の詩歌ではそういうものとばかり理解しておりました。
初出が「春を忘るな」とは初めて知りました。

この時期に目立つキタテハもUPされていましたので、
ずいぶん前につくったものですが、拙歌ご披露します。

八重むぐらしげれる里に人なきも 秋の蝶こそ訪ね来るらめ

本歌は「拾遺集」恵慶法師
平安時代や奈良時代の頃には、カナムグラをヤエムグラと言っていたそうです。カナムグラはキタテハの食草。


No:8460|mcnj さん
な・・そですから、渡りな忘れそですが、字余りなので忘るなを採用しました。(^^ゞ

当地も雨で、午後一時を回ってから陽も射し始めました。寒くはないですが、チョウ観察のためには朝から晴れてほしいですね。
No:8461|
こんばんは。
きれいな青空ですねぇ~
そして海・・・憧れの景色です。

15、16日の両日は、今秋になって初めての秋晴れと言えるような、
絶好のお出かけ日和でしたね。
そう、こんな日は蝶日和でもあるのですよね!
わたしも、脱穀日和&イベント日和となってしまいました。

今年、自宅庭ではルリタテハを見てません・・・
ここ数年の待ち蝶は、アオバセセリとキベリタテハです。
あの光景よ、もう一度! …って、心待ちにしてるのですが、
願いはなかなか叶いません・・・
その代わり(?)に、
昨日はミセバヤの花にテングチョウが来てました。

みなさま、歌心がおありのようで・・・
わたしには無縁の世界ですゆえパスです。
歌謡曲、懐メロでしたらお任せあれ!
  ♪流れる雲よ 城山に〜
あれっ? この曲はもうお呼びでない? 失礼いたしました!
No:8462|grassmonblue さん
な・・・そは古典文法では禁止と習いましたが、覚えるのはこの歌だったと記憶しています。
初出が異なるものだったとは、私も今回調べて初めて知りました。

忘るなだと忘れたらあかんでぇ、忘れそだと忘れんとおくれやっしゃで婉曲的な表現と感じますね。

一方、百人一首は坊主めくり程度しかなじみがありませんので、本歌がどんなものだったか調べないと分かりません。本歌取りは本歌と同等か優れたものでないと、未来には残りませんね。m(._.)m
No:8464|みさとさん
15日はホントに秋晴れで、琵琶湖も風がほとんどなくて、船も安定していました。お出かけ日和そのものでした。
16日は予報が午後雨だったもので、大丈夫かなと思いながらのパトロールでしたが、風が強くなってからはヤマトシジミすらポツリポツリでしたよ。

キベリタテハは無理でも、アオバセセリの青に何とか挑戦したいと思っています。これまで2回それも短時間だけなので、種を見たことで舞い上がってしまいました。

梶光夫をそしったわけでもないのに、あの後BS民放で続けざまに本人の歌を聞きました。流石に昔の面影は欠片もなかったですけど・・・
No:8465|こちらの蝶の様子
こんにちは。

ようやく晴れの日が増えてきましたね。
アカタテハがキタテハよりも多いとは恵まれていますね。
こちらでは、色名タテハ類は
キタテハ>ヒメアカタテハ>ルリタテハ>アカタテハ
の順に多く見かけますが、
この秋に限っては、アカタテハをよく見かけ、ルリと逆転しています。

昨年まで多かったミドリヒョウモンとテングチョウが今年はとても少なく、ヒオドシチョウも珍しい種類になりました。

ツマグロヒョウモンだけは隆盛を誇っているようです。
今年、チャバネセセリも多く見かけます。

アサギマダラも順調に南下してやって来ました。
No:8466|twoguitar さん
当地では、アカタテハ>>>キタテハ>ヒメアカタテハ>ルリタテハで、アカタテハが格段に多いです。
ただ、時期により異なる状況で、早春なら越冬明けキタテハが多くて越冬明けアカタテハは珍しくなり、晩秋ならヒメアカタテハがアカタテハ並みの頭数になります。
そんなに多いアカタテハなのに、交尾も見たことがなければ、どこでどんな風に越冬しているのかも知りません。

今季は庭の花の生育不良とヒヨドリバナが減ってきていて、ヒョウモンの団体は見られそうにありません。

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