緑と黒、白、白と黒、脱走、迷走、前蛹、蛹化

 
 朝方は21℃、ほぼ一日中降り詰めで最高気温は24℃、本日の最低気温は深夜になりそうです。



 以下は昨日のことが中心で、本日の様子を追加しました。

 今季まだキアゲハの産卵シーンを見かけていないのですが、庭のフェンネルにキアゲハの幼虫が鈴なりなのを数日前に気づきました。
 
フェンネル(セリ科ウイキョウ属 2016/9/28 11:16)
フェンネル
 そろそろ脱走の時期かと確認すると、終齢(5齢)幼虫が10頭ほど見つかり、中には十分大きくなっているものも数頭見かけました。
 写真には目印をつけませんので、興味のある方はお探しください。^O^
 
 
キアゲハ #1(幼虫 アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科
左上から13:01・13:18・13:36・13:49 2016/9/28)
キアゲハ #1
 昼食を終えて玄関を出るとポーチを歩いていて、危うく踏みそうになりました。ここはフェンネルから20m近く離れていますが、歩き出すとかなり早いので、お昼前の確認後に脱走したものと思われます。
 玄関前に置いてあるプランターの台に上りました。プランターにも登ろうとしたのですが、滑り落ちました。
 今度は離れのモルタル壁を登り始め、玄関庇の軒下に回って右往左往していましたが、また落ちました。
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 15:33)
キアゲハ #1
 落下の衝撃は感じさせずさらに歩き、花台の鉢で停止しました。身を縮めたり伸ばしたり、頭部を左右に曲げたりし、ここを蛹化場所に決めたようです。
 私が確認してからだけでもこの間4時間余り、大変な運動量です。
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 15:50)
キアゲハ #1
 糸座を作るため逆さまになりました。
  糸座(いとざ):口から吐いた糸を固め、腹端を固定するための台座
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 17:09)
キアゲハ #1
 頭部を上にして静止したまま動きません。
 玄関先は玄関灯に集まってくる虫を捕食するためヤモリが3頭ほど常駐していて、パクリの危険性が大きいので、鉢を屋内に入れました。
 
キアゲハ #1(幼虫 2016/9/28 19:56)
キアゲハ #1
 吐糸を2本?重ねて帯糸を作りましたが、まだ前蛹になっていません。
  帯糸(たいし):輪状でこれに体を通し、寄りかかってハンモック状態になる。
     背中部分では糸が体にくっつくので、一方が切れても落ちることはない。
  前蛹(ぜんよう):蛹になるまでに姿勢を安定させ、その後脱皮して蛹になる。
 
キアゲハ #1(前蛹 7:21)
キアゲハ #1
 これは今朝です。明るいうちは屋外に出てもらいました。
 やはり夜のうちに前蛹になったようです。一向に蛹化する気配がないので、これもやはり夜のことでしょうか。
 
 
 
キアゲハ #2(幼虫 2016/9/28 13:16)
キアゲハ #2
 以前の観察の際は、例外なく食草の株元まで下りてから脱走していたのですが、この個体は横着者のようで花茎の先から隣のヤマボウシに移り、枝込みで見失いました。
 後刻フェンネルの株元付近を歩いていたのが同一の個体と思われますが、それも見失いました。
 
 
 
キアゲハ #3(前蛹 2016/9/28 14:53)
キアゲハ #3
 庭の外れの土止めのブロックで前蛹になっていました。時間的には前夜か昨日の早朝に前蛹となったと思われます。
 
キアゲハ #3(前蛹 2016/9/28 15:16・16:09)
キアゲハ #3
キアゲハ #3
 緑色部分が頭部からだんだん白くなり始め、体全体が白と黒のシマシマになりました。
 脱皮して蛹になる準備で、これまで観察したことないキアゲハの蛹化が観察できると期待したのですが、雨が降り出しここで水入りです。
 
キアゲハ #3(蛹 2016/9/28 17:10)
キアゲハ #3
 雨の中で蛹化したようですが、これまでこんなに白っぽい蛹は見たことがなく、蛹化直後ではないかと思われます。
 
キアゲハ #3(蛹 10:30)
キアゲハ #3
キアゲハ #3
 本日午前中のやみ間に確認すると、白と黒のストライプになっていました。
 この色は、前蛹の段階で蛹化場所の色や質感などを感じとって、頭部からホルモンを出すことにより変化させるそうです。アゲハチョウ科の場合蛹の色は緑か茶ですので、この個体も茶色になるのかも知れません。


 キアゲハについては、2013年に3個体(その1その2その3)の脱走から羽化まで観察したことありますが、それでも気づかなかったことの発見がありますね。
 この蛹が今季羽化するのであれば、蛹化から羽化までに10日前後かかりますが、越冬態は蛹ですから羽化は来季になるかも知れません。
 
 
写真をクリックいただくと、大きくしてご覧いただけます。
 
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タグ: 草花  アゲハチョウ科  幼虫  逃亡  前蛹    蛹化  脱皮 

Comment

No:8388|
こんばんは。
頂戴したコメント、「まだこれから撮影のものもあります」の意味が分かりました。
キアゲハ幼虫さんの撮影だったのですね! ナイト撮影、お疲れ様でした。
(まさかキアゲハ幼虫の観察とは、これは想像できなかったです…)
キアゲハの蛹化ラッシュの始まりですね。
ブログ記事で、キアゲハの幼虫のことは全く触れられてなかったので、
懐かしい幼虫さんの突然のお出ましにビックリしました。

キアゲハ#1と#3の蛹化場所が違うから、前蛹や蛹の色の違いも出て、新しい発見もできましたね。
まだたくさんの終齢幼虫がいるようなので、もっともっと色んな発見ができそうです。
そして、今度こそは羽化の瞬間に立ち会ってくださいね(^_-)-☆

我が家でも、ジャコウアゲハの三化終齢幼虫たちが蛹化場所探しの旅に出始め、昨日は主人が通路を徘徊している幼虫を踏みそうになって、通路から他へ移動させてました。
二化の終齢幼虫の場合は、ウマノスズクサの茎や葉裏で蛹化したものが多かったのですが、今回の三化終齢幼虫は、ウマノスズクサでの蛹化は全く確認できず、壁や物陰などで蛹化しています。
季節を感じているからなのか、これも本能なのでしょうね・・・

実はひと足遅れて蛹化した二化の蛹が、ひと月経った今でも羽化してないのですよ。
以前ブログでご紹介した玄関の外灯上の蛹を含めて、5頭の蛹がそのままです。
蛹の色の変化も全く進まず、かと言って寄生蜂(蠅)にやられて黒色になったわけでもなく、たぶん越冬蛹となるつもりではないかと思われます。ちょっと呑気!

そんな様子を見ても、当方では今蛹化が始まったものは来季の羽化になるのではないかと考えています。四化はなさそうです。
ただ、そちらとは気候が違いますから、キアゲハの羽化も来季になるとは言い切れませんが・・・
我が家ではジャコウの越冬蛹はお初なので、春になって無事に羽化してくれるかどうか、ものすごく心配です。
No:8389|きあげは
おはようございます。

かわいらしいですね。
さなぎになって、来春までの、長い眠りに入るのですね。
No:8390|
こんばんわー

えっ…キアゲハの幼虫が10頭もですかー・・・。
念のために、確認しましたが7頭しか見つける事が
出来ませんでした。
それにしても、こんなに沢山・・・
蜂等の天敵に襲われず無地とは驚きました。
我が家では、アゲハがキンカンやデコポンに産卵、
幼虫まで生育しますが、その後は、蜂などの天敵に
襲われてしまいます。
なので、幼虫を見つけると捕獲して近所の保育園に
通園してるチビちゃんに渡して、保育園で飼育されてます。
(幼虫は園内で飼育されてるので安心)
そうそう、我が家で生き延びた方は、全て行き先が不明で
どこで、蛹になってるのか見つけられません。
uke-enさんちの様に、見つける事が出来る場所だと良いのですが。
今後は、羽化が楽しみですね。












No:8392|みさとさん
キアゲハの産卵シーンを見かけていないので、今季は幼虫はいないだろうと確認もしませんでしたが、ふと見ると鈴なりでした。
昨日フェンネルの残っていたのは8頭、本日は4頭、小鳥も鳴いていて、歩いているのや前蛹は見かけなかったのでどれだけ脱走したのか分かりません。
今季羽化するにしても、3例は羽化の瞬間を撮影したことがありますから、そんなにシャカリキに撮影したいとは思っていません。

蛹の色が2色と思っていたら、鉢のものも白黒ストライプになってしまいました。(^^ゞ
No:8393|mcnj さん
えっ、幼虫がかわいらしいですか。
私ですらそうは思わないのに、感染したビョーキがずい分重くなってるのでしょうか。^O^

当地ではキアゲハは三化だろうと思われ、羽化すると寿命はせいぜい1箇月ほど、例年成虫を見かけるのは遅くても10月半ばまで、ということから逆算すると、このまま越冬する公算が大きいですね。
No:8394|
丸坊主になった姿がフェンネル?上部の葉は全くなくなってしまい下部にほんの少し残る葉と花だけとは。
大きな株も10頭余りの幼虫が群がれば凄いものですね。
昼前から2日かけての観察ご苦労様です。
幼虫から蛹への変化及び色の変化まで随時写真に収めるいい資料が出来てますね。
蛹の色の変化も初めて見せてもらいました。
この時期の蛹か今季羽化するのか越冬するのかの観察も楽しみですね。
No:8395|キアゲハか!
表題から「どのような記事なのか?」
色々想像してみました。
結局、何のことやらサッパリわかり
ませんでした(涙)。
キアゲハの「幼虫~前蛹~蛹」の記事
だったのですね!
No:8396|kucchan さん
捜索ご苦労様です。向こう側に回っているのもあり、原図でも8頭しか見えていないですね。広角レンズなどがあれば、もっと上手に撮影できそうですが・・・(ウデ?)

前蛹で見つけたものは数に入ってなさそうですから、おっしゃられるように、こんなにたくさん残っているのは珍しいですね。天敵にも異変があったのかなと思えます。
ただ、一昨日夕方で8頭(鉢と見失ったで計算は合う。)、昨日は4頭で、4頭全部が脱走したにしては1頭も見かけないということを考えるとやられたのもありそうです。
丸々と太ってからが旬なのでしょうか。^O^

歩いていればともかく、前蛹や蛹になると見つけるのは難しいですね。もっと機会のありそうなアゲハでは、脱走や前蛹を見たことがありません。

No:8397|hitori-shizuka さん
チョウだけでなくガでも、幼虫の食欲は旺盛ですね。産みつけられた卵はもっと多いと思われるので、餌不足で成長できなかった幼虫もいそうです。
フェンネルのように生長が速く草丈がも大きくなるものでも花も食べられ軸しか残らないようなこんな状態になりますから、葉の小さなニンジンでは丸坊主にされ普通種でもベビーキャロットになってしまいますね。^O^

スノコ裏のキアゲハがいつの間にか羽化していたことがあり、このまま越冬されるといつ羽化するかの予測は難しそうです。流れに任せて、観察できれば御の字(誤用のほうの意味)というところでしょうか。
No:8398|ヒメオオさん
同じ日の出来事でしたので、前記事と合わせて色シリーズでまとめてみましたが、季節柄赤と黒が撮影できてよかったです。
緑と黒の方は羽化観察の先輩でも思いつかなかったそうですから、無理があったのでしょうか。

キアゲハは脱走から前蛹や羽化の瞬間などの観察経験がありますが、帯糸に頭をくぐらせる瞬間や前蛹から蛹化する段階は今回も見ることができませんでした。待ってても離れた隙にとか夜、早朝だったりで、なかなか思うに任せません。

それにしてもデジイチ3とは、当然それに見合うレンズもお持ちでしょうから、元手が入ってますねぇ。
ウデもセンスもない当方、しかも100mmマクロをほぼつけっ放しで飛翔まで撮影しようとするのですから反省はするのですが、使いこなせるかの危惧がカメラやレンズの追加をためらわせます。
もちろん家内も・・・^^;
No:8399|
私は4頭しか見つけられませんでした。それだって自信は無いです。
ですから、この写真の中から7頭も見つけられたkucchanさんはすごいです。
ただ私が老眼であることのハンディを4頭もらえれば私のパーフェクトゲームですね。オホン。。
私はフェンネルって植物をよく知らないのですが写真の状態はほぼ丸坊主なんですよね?折りしも「秩父の蝶」のtef-teffさんが自宅のレモンにカラスアゲハの幼虫を見つけたことをアップされていましたので何やら感慨深いものがありました。
考えてみれば私も蕎麦とパスタとどっちを食べると聞かれたら両方食べたいと言うでしょうからキアゲハの気持ちはわかりますね。
No:8400|clossiana さん
やはりそれでは、Pさんがブイブイ言わす訳ですね。clossiana さんが負け惜しみばかりのような気がしますが、寄る年波で眼も悪くなるから当たり前ですよ。
昨今チョウが少なくなったのか、若しかすると私の見つける能力が低下したのかと悩んでいます。

当方には柑橘類が一式ありますが、黒系アゲハを見かけるのはユズとウンシュウミカンが多いですね。吸蜜にはブッドレアを始め色々用意していますからお好み次第です。
キアゲハはニンジン、パセリ、フェンネルの順で産卵していたようですが、今はニンジンもパセリもないのでフェンネル専一です。
どのチョウでも、吸蜜には花の種類や色で好みがあるようです。

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